肛門診療のプロたち

 6月17日は大阪へ行ってきました。

 

 第109回 近畿肛門疾患懇談会です。

 1年3回 テーマを決めて2時間くらい討議します。実は30年以上の歴史のある、肛門業界では有名な集まりです。

 今回の参加者は120名ほどで、全員が肛門診療をしている医師ばかりです。討議はとても熱く、下手なことをいうと、集中砲火を浴びせられ、炎上です。とてもこわーい研究会なのです。

外科医としては27年目ですが、肛門医としてはまだ6年ほどの私は、この領域では”小僧”です。

 このあと懇親会があって、たくさんの肛門医の先生方と顔見知りになりました。仲がよくなると、いろんな秘伝を教えてくれるようになります。

 わからないことがあって、質問しても、ほとんどの重鎮の先生方は快く答えてくれます。

 こういう会にちょくちょく参加して、自分の治療が時代に合わなくならないように、患者さんに最適の治療とは何かを考えつづけるるために、頭の軌道修正をしています。開業して和歌山に閉じこもっていると、独りよがりな治療になりそうですから。

 来月は東京で「内痔核研究会」が丸1日あります。土曜の診療を終えて、くろしお→新幹線で揺られること5時間あまり、東京へ行ってきます。どんな話題がでてくるのか、楽しみです。

 全国には熱い肛門医がたくさんいますよ。